サンクレイドル飯能Ⅱ 2025年6月竣工
マンションの購入を検討する際「自分たちに合った間取りはどれだろう」「間取り図に書かれているWICやSCは何を表しているの?」といった疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。間取りは日々の暮らしの快適さを大きく左右する、マンション選びの重要な要素です。
この記事では、家族構成やライフスタイルに合わせた間取りの選び方から、知っておきたい専門用語、さらにはプランの特徴など、マンションの間取りに関する情報を網羅的に解説しておりますので、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
マンションでよくある4つの間取りを紹介
マンション選びの際、家族構成やライフスタイルによって適した間取りが異なります。ここでは、マンションでよく見られる代表的な4つの間取りについて、それぞれの特徴や「どのような人に向いているのか」を紹介します。
1LDK

サンクレイドル西日暮里Ⅲ 2024年10月竣工
1LDKとは、食事やくつろぎの場となるリビング・ダイニング・キッチン(LDK)と、独立した居室が1つある間取りです。
単身者の方に多く選ばれています。例えば、友人を招いて食事を楽しんだり、独立した居室で静かに趣味に没頭したりと、限られた空間でも自分らしい暮らし方が実現可能です。
2LDK

浅草レジデンス 2023年7月竣工
2LDKは、LDKに加えて独立した2つの居室がある間取りを指します。共働きや、小さなお子さんがいるご家庭などに選ばれています。
例えば1部屋を夫婦の主寝室、もう1部屋を子ども部屋としても良いですし、在宅ワークが普及した現在では、1部屋を書斎やワークスペースとして活用するケースも増えています。多目的に使える汎用性の高さが魅力的な間取りです。
3LDK

サンクレイドル宇都宮Ⅴ 2025年3月竣工
3LDKは、LDKと独立した3つの居室で構成されているマンションの中でも代表的な間取りです。複数の個室を確保できるため、家族一人ひとりのプライベートな空間を大切にしながら暮らせます。
子どもがいるファミリー層に選ばれています。例えば、夫婦の主寝室に加えて、子どもの成長に合わせて部屋を用意、部屋数に余裕があれば、1部屋を在宅ワーク用の書斎や、家族の荷物をまとめて収納できる納戸として活用することもできます。子どもの成長に合わせて使い方を変化させられる、子育て世代にとって非常に暮らしやすい間取りと言えるでしょう。
4LDK

サンクレイドル小岩Ⅲ 2023年11月竣工
4LDKは、LDKと独立した4つの居室からなります。居室数が多いため「それぞれのプライバシーを確保しやすい」という大きなメリットがあります。
子どもが多いファミリーはもちろん、親世帯との三世代同居にも対応しやすい間取りです。例えば、夫婦の主寝室と子どもの部屋に加え、親世帯のための個室も確保できるでしょう。
夫婦の主寝室と複数の子ども部屋を確保した上で、さらに書斎や趣味の部屋、ゲストルームを設けるなど、ゆとりのある空間活用ができます。
サンクレイドルの間取りのポイント

サンクレイドル桜街道レジデンス 2023年3月竣工
アーネストワンが展開するマンションブランド「サンクレイドル」の間取りは、滞在時間の長いリビングや各居室、そして収納スペースをできる限り広く確保することにこだわって設計しています。
一方で限られた専有面積を最大限に有効活用し、より快適な生活空間を創出するため、キッチンや浴室といった水回りのスペースを必要最小限に抑えています。
例えば、多くの衣類や荷物が入れられるウォークインクロークを設けたり、リビングや廊下にも収納を配置したりすることで、室内に余計な収納家具を置かずに済み、生活の中心となる空間を優先し、ゆとりある暮らしを実現できるように努めています。
マンションの間取りに使われる用語

サンクレイドル夕陽丘ザ・レジデンス 2024年11月竣工
マンションの間取り図を見ていると「WIC」や「SC」といった、アルファベットの略語を目にすることがあります。これらは収納スペースの種類を示す便利な用語ですが、意味を知らないと、どのような収納スペースがあるのかイメージしにくいかもしれません。ここでは、特に知っておきたい代表的な用語について、分かりやすく解説します。
WIC(ウォークインクローク)
WICとは「ウォークインクローク」の略称で、人が中に入って歩けるほどの広さを持つ大型の収納スペースです。豊富な収納力が最大の魅力で、衣類だけでなく様々な荷物をしまえるため、居室をすっきりと保つ上で非常に役立ちます。
主寝室などに設置されることが多く、内部にはハンガーパイプや棚が備え付けられることが多いです。家族の衣類をまとめて管理できるほか、スーツケースや扇風機といった季節家電、普段使わない布団など、かさばる物の収納にも適しており大変便利です。WICをうまく活用すれば収納家具を減らせるので、より部屋を広く使えるでしょう。
FC(ファミリークローク)
FCとは「ファミリークローク」の略で、家族全員で共有して使うことを想定した収納スペースです。家族の共有物を一か所に集約することで生活動線がスムーズになり、リビングなどの整理整頓がしやすくなるメリットがあります。
一般的に廊下やリビングの一角など、家族みんながアクセスしやすい場所に設けられるのが特徴です。整理整頓された住まいを維持し、効率的な生活動線を作るために役立つ収納スペースです。
SC(シューズクローク)
SCとは「シューズクローク」の略で、靴を履いたまま出入りできる玄関横に設けられた収納スペースです。「SIC(シューズインクローク)」と呼ばれることもあります。靴だけでなく、傘やベビーカーなど屋外で使うアイテムを収納できるため、玄関周りをきれいに保つことができます。
内部には可動式の棚が設置されていることが多く、ブーツのような高さのある履物もすっきりと収納できます。その他にも、子どもの外遊び用のおもちゃや、ゴルフバッグなどのスポーツ用品、アウトドアグッズなどをしまうのにも大変便利です。
パントリー
パントリーとは、主にキッチン周辺やキッチンに隣接して設けられる、食品や日用品をストックするための収納スペースです。食料品のストックなどを一元管理できるため、買い物の重複を防いだり、災害時の備蓄品を保管するのに役立ちます。キッチン本体の収納にゆとりが生まれ、調理スペースがすっきりと片付くのもメリットです。
さらに缶詰やレトルト食品、飲料などの食料品から、普段あまり使わないホットプレートなどの調理家電まで、様々なものを保管できます。パントリーがあることで、キッチンの作業スペースを広く確保し、調理や後片付けの効率も向上するでしょう。
マンションの間取りで見られるプラン
マンションの間取りは、部屋の数や配置だけでなく、住戸全体のプランによっても住み心地が大きく変わってきます。プランの違いは、日々の生活における採光や通風、家事動線、そしてプライバシーの確保のしやすさなどに影響を与えます。
自分たちのライフスタイルに合った快適な住まいを選ぶには、これらのプランの特徴を理解しておくことが大切です。ここでは、マンションでよく見られる代表的な3つのプランを解説します。
田の字(たのじ)プラン

サンクレイドル新越谷Ⅱ 2025年3月竣工
「田の字プラン」は玄関から廊下がまっすぐに伸び、その両側に部屋を振り分けたマンションで最も多く採用されているプランです。住戸全体が漢字の「田」の字のように4つのエリアに区切れることから、このように呼ばれています。
また、キッチンや浴室といった水回りが中央に集約されているのが一般的です。水回りが近接していることで、家事動線が短く効率的になるというメリットもあります。機能的で暮らしやすく、マンションにおいてスタンダードなプランです。
ワイドスパン

サンクレイドル立川ステーションウィズ 2025年3月竣工
ワイドスパンとは、一般的にバルコニーに面したリビング側の間口(横幅)が7m以上のもので、通常よりも広く取られたのプランを指します。室内に多くの光を取り込めるのが最大のメリットです。
ワイドスパンを採用することで、明るく開放感あふれる居住空間が生まれます。間口が広いため、リビング・ダイニングだけでなく、複数の居室をバルコニー側に配置しやすく、どの居室も明るく風通しが良くなります。
3室型プラン

サンクレイドル日野Ⅱ 2024年2月竣工
3室型プランとはリビングを含む3つの部屋が、並ぶように配置された角部屋のプランです。全居室に窓を設けられるため、採光と通風を確保しやすいのが大きなメリットです。
また、水回りが玄関の近くにまとめられていることが多く、外から帰宅した際に汚れたものを室内に持ち込まずに済むという利点もあります。
まとめ
間取りは、暮らしの快適さを左右する非常に重要なポイントです。部屋の数や広さだけでなく、収納の種類や住戸全体のプランまでを総合的に理解することが、後悔しない住まい選びにつながります。ご自身の生活スタイルと価値観に合った間取りはどのようなものか、多角的な視点で比較検討し、ぜひ理想の住まいを見つけていただければ幸いです。



